起業、ベンチャー、経営: 今週気になった記事 [ビジネス]
まずは、テラモーターズ徳重社長の記事。読んでて非常に面白かった。
この人は確かNHKのドキュメント番組「メイド・イン・ジャパン」で新進気鋭のベンチャー企業として活動を紹介されていた気がする。
■日本の”頭がいい人”に、一番足りないもの
テラモーターズ徳重社長、イノベーションを語る(上)
アジア市場に日本の大手メーカはまったく目をむかない。という話。
日本の大企業にとって売り上げという面ではあまりメリットがないからだろうか。
しかし成長しているエネルギーのある国でチャレンジングなことをするのは
会社自体の元気になるだろうな、と思う。
とはいえ日本のベンチャー企業も実のところアジアに目を向けているのはどれくらいいるのか?
みなシリコンバレーに目を向けている気がする。
■今の日本の経営者は、しょうもなさすぎる
テラモーターズ徳重社長、イノベーションを語る(中)
この記事でインドの話も出てくるが、これを読んで思い出したのは、
仕事でインドに行ったときに感じた、新興国のバイタリティ、活動エネルギーだ。
成長まったたなかの国は失敗を恐れない。
日本は豊かすぎて平和すぎるので、活動のエネルギーレベルも低いのかもしれない。
日本も明治、戦後の時代は大きな人物がいた。活動のスケールが違ったという。
そう考えると、実は何もない環境(社会)の方がはるかに自分らしく
自由に生き生きと仕事できるのではないかと思い始めた。
■働く女性が増えれば、男はもっと冒険できる
テラモーターズ徳重社長、イノベーションを語る(下)
ベンチャー立ち上げ時の人集めの話は面白い。結局、まずは自分自身ということか。
一人で仕事を始めて、ビジョンをシェアしていく過程で賛同者が出てくる。
やりたいこと、わくわくすることを持つべき、という持論は
色んな経営者の本や、ビジネス書で言っているが、
実際に現役バリバリ最前線の経営者の口から言われると、やはり説得力がある。
また、起業家は情熱を頼りに物事を進めているんだなと、いろんな例を思い出すに強く感じる。
■富士フイルムはなぜ、大改革に成功したのか
古森重隆・富士フイルムホールディングス会長・CEOに聞く
確かに、富士フィルムはコダックと違って、うまく事業の転換を行えているイメージがある。
フィルム技術を医療に流用したり、カメラのデジタル化にもうまく対応している。
これがこの古森さんの手腕によるものらしい。一回著書を読みでみたい。
■ビズ・ストーン:Twitterを生み出した3つの間違いとは?
なんかタイトルがあさっての方向だが、起業家が成功するまでの道のりを描いてて面白い。
他の起業家も思い返すに、この人たちの共通点って、
ものすごく自分の感性に素直だということ。
つまらなくなったらさっさとやめて、新しいことを立ち上げるのをまったく躊躇しない。
■「戦力外社員こそ奇跡のWebサービスを作る」ドワンゴ川上量生氏が語る、未来のネット企業のあり方
ドワンゴ、ニコニコ動画、どれも使ったことがないが、フットワークの軽そうなIT企業ではある。
こういうライトなビジネスの方は語ることが柔軟性があって合理的。
スタジオジブリの話が面白かった。
アニメーターは分業制度だが、自分の担当内なら創造性を発揮する裁量をもらえる話。
それを作業の細分化が進んでいるITアプリの開発に生かせないか、ということだが、一方でゲーム業界はどうなのだろう。ゲーム業界は結構こなれている感じをうけるが、プログラマーは創造性を発揮する余地はあるのだろうか、ないのだろうか。
■写真: Hot pool,Bolivia (Dan Wood)
なにげに気晴らしにFlickrで写真を観る。たまたま見つけたすばらしい一枚。
シルエットはいろいろイマジネーションを生む。
ものすごくタイムスリップして太古の(まだ石器時代の)人たち
もこんなんして集まってたかなと想像させられる。
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