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満足感を得るには

ハーバードのポシティブ心理学の先生が書いたHAPPIERという本がある。
この本は幸せとは何かということを、心理学というアプローチで色々な視点で書いている。

その中で、人は遊んでいる時に幸せを感じるとは限らないと語っている章がある。

  They can find satisfaction if they feel, from within, that they are doing things that challenge them, things that use them fully and well.

自分の力をフルに使ったと感じることができれば、確かに満足感を得ることができる。
これにつながることで、最近知った、アメリカのUCLAの伝説的なバスケットのコーチ、ジョン・ウッデンという人は

 成功とは、なりうる最高の自分になるために努力したと自覚し、満足した時に得られる心の平和のことだ

と言いきっている。これも心にささる。

人間が原始的に生きていた頃は、生き延びるのに持てるすべての力を使っていたはずで。
猛獣から逃れる、狩りをする、果実を採る。めいっぱい能力を使い切り生き延びたことで得られる達成感と満足感と自信は、喜びにそのままつながる。このプロセスは生物としての根本じゃなかろうか。
アマゾンのピタパンの人達、メキシコのララリム達が厳しいはずの自然の中で、穏やかな笑顔で幸せそうなのはそういう訳な気がする。

同じくHAPPIERからの引用だが、

  What man actually needs is not a tensionless state but rather the striving and struggling for some goal worthy of him.

ということだな。
とはいえ、毎日身をすり減らしハードワークすりゃいい訳でもない。
一流のスポーツ選手は次の試合で最高のパフォーマンスを得るために、試合後は肉体の回復に努める。
心身のコンディションがパフォーマンスに影響する。
有名なミハイル・チクセントミハイルの「フロー状態」が理想だ。


タグ:happier
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